MVPベースボール2005は面白い
前回記事でMVPベースボールの思い出を話しましたが、ではMVPベースボールがどういうゲームだったを説明します。
パワプロとは違うベースボール
長年パワプロで遊んできた身としてはMVPベースボール(以下MVP)は凄かった。
大きくわけると3つある。
- 独自の操作性
- エディットの存在
- 球団経営モード
1つずつ説明していきます。
独自の操作性
当たり前ですけどゲームが違うので操作方法が違います。
特にパワプロと大きく違ったのは打撃です。
MVPの打撃
パワプロの打撃は「ボールのポイントにミートカーソルを合わせてタイミング良くボタンを押す」のに対してMVPは「とにかくタイミング良くボタンを押す」です。
後はコースに合わせてスイングするタイミングを変えていく。
インコースなら早めに。アウトコースなら少し遅めに。
そこに加えてLスティックで打撃方向を指定します。
例えば右打者で引っ張りたいならスティックを左に倒す。
逆に流したいのならスティックを右に倒す。
フライを狙うならスティックを上に倒してアッパースイング。
ゴロを狙うならスティックを下に倒してダウンスイング。
なので、ボールが来たコースを見極めて、インコースならスティックを左に倒して少しスイングを早めに。
それでグレートな打撃が出来ます。
逆にアウトコースならスティックを右に倒して少しタイミングを遅らせます。
この辺がリアルの野球に似ていて、例えばアウトコースの球を引っ張るのは難しいです。
ですのでこのゲームでもアウトコースの球に対してスティックを左に倒してスイングしてもあまり良い結果は出ません。
その逆でインコースの球に対してスティックを右に倒して流そうとしても良い結果は出づらいです。
これ高低にその概念があり、高めの球をアッパースイングで捉えられる人は少ないと思います。
ですので高めにはダウンスイングでゴロを狙い、低めの球はアッパースイングでフライを狙います。
インコース低めにボールが来たらスティックは左上に倒して豪快にすくい上げましょう。
ボールはレフトスタンドまで飛ぶかもしれません。
MVPの打撃はパワプロと違ってシンクロ感がヤバかったです(笑)
ハーフスイングの概念
パワプロはスイングボタンを押すと必ずスイングしてしまいますが、MVPはボタンを押し切らないとスイングしません。
いわゆる「チョン押し」だとハーフスイングになります。
ですのでスイングしにいって、ボールと判断したらボタンを押し切らずに見送りましょう。
そうすればハーフスイングでボールになる可能性があります。
打席の位置を変える
MVPは打席内での移動が少し可能で、例えばインコースを狙うならベースから離れて立つ事が出来、アウトコースを狙うならベースに近づく事も出来ます。
それによって打ちやすさも変わります。
投球にゲージが
投球にゲージがあり、当時だと「熱チュー」とかにそういうシステムがありました。
他だと「みんなのゴルフ」みたいな感じで1球1球が手に汗握る投球になります。
「プロスピ」にも「二度押し」がありましたが、投球をしている感はMVPのが上でした。
また、牽制も「緩い牽制」と「早い牽制」があったり、「敬遠」や「故意死球」のコマンドもありました。
守備にもゲージが
守備にもゲージが存在しており、送球時にゲージが出てきます。
ボタンを押している時間が長くなるとゲージが溜まり、速い送球が投げれますが暴投のリスクが増えます。
逆にボタンを押している時間が短いと遅い送球になりますが正確な送球になります。
他にも走塁もかなり個性のある操作性ですが、説明が難しいので今回は省かせてもらいます。
エディットの存在
MVPを語るうえで外せないのがエディットモード。
2005は実在選手の能力もエディット出来たので気に入らない能力があれがエディット出来ました。
当時だとジーターの守備能力が過大評価だと言われていたので少し下げたりしました(笑)
投手の変化球は球種毎に角度が2~3パターンあり、それから選びます。
例えばスライダーですと
- 真横に曲がるスライダー
- 少し斜めのスライダー
- 斜めのスライダー
と軌道を設定出来ました。
確か「真下に落ちるスライダー」は無く、その為に大塚のあの縦に落ちるスライダーは再現出来ませんでした。
他にも「チューニング」と呼ばれるのがあり、これは全体の調整になります。
例えば全体的に本塁打が多いと思えば全体のパワーを落とす事が出来ます。
逆に少ないと思えば上げる事も出来ます。
これはいろんな項目があり
- ヒットのでやすさ
- 投手のスタミナの減り
- 投手の制球力
- 走者のスピード
- 守備時の移動スピード
- ファールボールの頻度
- 怪我の頻度
等があり、まだまだ項目は沢山あります。
「THESHOW」ですと「スライダー」と呼ばれて同じシステムがあります。
球団経営モード
当時のゲームとしては珍しく、年俸の概念がありました。
そしてプレイしながら「やきゅつく」みたいに「試合チケットの値段設定」や「球場の売店の価格」を決めたり。
また、最初は架空の球場からスタートし、徐々に球場を改築して客席を増やしてもいけます。
とにかく面白いです。
「THESHOW」でも「フランチャイズ」がありますが、近年は簡易化し、客席のチケット等の設定は無くなりました。
※THESHOW12までは可能でした
また、全部日本語なので選手の不満等がわかるので面白いです。
出場試合数が少なりから不満を出す選手がいるのはわかるのですが、どうやらMVPには逆に試合に出しすぎるからと不満も出るそうです。
MLBは適度なお休みが必要なので、その辺の選手の要望に応える事で良好的な関係を築き、契約等にも影響してきます。
正直まだまだ話し足りません。
もっと上手く記事を書けるようになったらまた書きたいです。
PS2がまだ動くのでしたら今ならAmazonでワンコインで買えるはずなので、レトロなゲームに触れてみたい方にはオススメです。
今だとどうしても完全上位互換的な感じで「THESHOW」がありますんで……。
ただ、新規球場を作成していくのは楽しいですし、全部日本語ですのでとても遊びやすいと思います。
個人的にMVPがPS4でロード時間、グラフィック、遅延等が関係なく遊べたら絶対に遊んでいると思います。
それだけ面白いです。